面接の結果を待っていたら、「現在も選考中のため、もう少しお時間をいただきます」とメールが届いた。連絡が来たことには安心しても、いつまで待つのか分からず、返信の言葉に迷うことがあります。
まず見るのは、延期の理由から合否を読み取れるかではなく、次の連絡予定が書かれているかです。予定がある場合は受け取った旨を伝え、ない場合は目安を一つ尋ねる。この記事では、面接後に延期の連絡を受け取った場面に絞って整理します。文例とメモは当サイトで作成したもので、手元のメールと無料のメモアプリだけで使えます。
「選考中」の連絡だけで、合否は決められない
「ほかの人の返事待ちなのかな」「不採用を言いにくいのかな」と考えてしまっても、相手が説明していない事情は分かりません。延期の連絡だけでは、採用の見込みも、不採用かどうかも判断できません。
メールを読み直すときは、次の三つに線を引くつもりで見てください。
- 現在の状態:選考中、社内確認中など、実際に書かれている内容
- 次の連絡予定:具体的な日付、期間の目安、または未定
- こちらの対応:返信や追加書類の提出など、依頼されていること
「来週中を目安に」と「来週の金曜日までに」も同じ案内ではありません。元の表現をそのまま残し、目安を確約に読み替えないようにします。
ハローワークは事業主向けの求人申込み・採用選考に関する留意事項で、求人票に記載した結果通知の日数を守り、遅れる場合はその日数以内に理由とともに連絡するよう求めています。これはハローワークから事業主へのお願いです。「どの企業も面接から一律○日以内に回答しなければならない」という意味ではありません。自分に届いた案内と照らして、分からない部分を確認しましょう。
次の連絡予定があるなら、短い受領返信でよい
新しい予定が明記され、自分の予定にも支障がないなら、事情を詳しく聞き出そうとせず、案内を受け取った旨を伝えられます。返信を求められていない通知へ、必ずお礼を送らなければならないということではありません。返信不可のメールなら、案内された窓口を使ってください。
以下は、採用担当者から直接メールが来て、返信する場合の本文例です。件名は元のやり取りを引き継ぎ、氏名と面接日を入れると照合しやすくなります。
株式会社○○
採用ご担当者様
○月○日に○○職の面接を受けました、○○です。
選考状況についてご連絡いただき、ありがとうございます。
結果のご連絡は○月○日を予定されているとのこと、承知いたしました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
氏名
先方の表現が「○日頃の見込み」なら、返信も「○日頃の見込みとのこと、承知いたしました」に替えます。追加の提出依頼がある場合は、対応できる日を確認して、その回答も添えましょう。
「もう少しお待ちください」だけなら、目安を一つ尋ねる
次の予定がないと、待ち方を決めにくいものです。返信する際に、「いつ採否を決めるのですか」と結果を急がせるより、連絡の目安を尋ねる文にできます。
○月○日に○○職の面接を受けました、○○です。
選考状況についてご連絡いただき、ありがとうございます。
今後の予定を調整するため、次にご連絡をいただける時期の目安を伺えますでしょうか。
結果のご連絡時期がまだ未定でしたら、次回、状況を確認させていただいてよい時期をお知らせいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
結果が出る日をまだ決められない場合でも、次に状況を確認する時期を相談する、という考え方です。ただし、目安を必ず教えてもらえるとは限りません。「未定」という返答も、その時点で確認できた情報として残します。
エージェント経由で連絡を受けているなら、まず担当者に「結果の予定は未定でしょうか。次に状況を確認できる時期が分かれば教えてください」と尋ねます。企業と担当者へ同時に別々の問い合わせを送る前に、連絡窓口をそろえましょう。
元の予定を消さず、変更の経緯を残す
待っているうちに「最初はいつと言われたのか」が曖昧にならないよう、元の予定を上書きせずに追記します。次のメモをコピーして使えます。
会社名・職種:
面接日:
最初に案内された連絡予定:
延期の連絡を受けた日:
新しい案内の原文(日付・目安・未定):
追加で対応すること:
自分から尋ねたこと・送信日:
返答と、相手と確認できた次の予定:
自分で状況を見直す日:
最後の二つは分けてください。自分の手帳に金曜と書いても、先方が金曜に回答すると約束したことにはなりません。自分で決める日は、受信状況やほかの応募予定を見直すための日です。
新たに案内された日を過ぎても連絡がなければ、メールや応募サイト内の通知、迷惑メールなどに見落としがないかを確認したうえで、前のやり取りを示して予定を尋ねられます。
「○月○日のご連絡で、○月○日を結果連絡の予定と伺っておりました。その後の状況と、今後のご連絡の目安を確認できますでしょうか。」
目安の案内だった場合は「○月○日頃を目安と伺っておりました」に替えます。問い合わせを送っただけでは、先方の確認や新しい日程の合意が済んだことにはなりません。短い間隔で同じ質問を重ねる前に、送信記録と返答を確かめましょう。
待つ間も、自分の転職活動まで止めなくてよい
結果待ちの会社を大切に考えていても、ほかの求人を読む、応募書類を整える、次の面接に使える時間を確認することはできます。返事が来るまで何も決められないと感じたら、今日できる作業を一つだけ選んでみてください。
すでに他社の内定回答期限がある場合は、ここまでの受領返信だけでは日程の問題が解決しません。内定の回答期限までに他社の結果が出ないときの相談文例で、二社の予定を別々に整理してください。まだ書類応募の受付自体が分からない場合は、応募後に返信がないときの確認手順が該当します。
延期の理由や採用結果を自分で決めることはできません。それでも、次の連絡予定と、自分が動ける予定を分ければ、毎回メールを開くたびに同じことで悩まずに済むよう準備できます。まずは届いた延期の連絡を開き、「次はいつ」が書かれているか確かめてみましょう。
資料確認日:2026年10月21日(日本時間)。文例は状況に合わせて調整し、応募先からの連絡方法の指定を優先してください。