仕事の合間にスマートフォンを見ると、着信と求人メールがたまっている。相談に乗ってもらったのに返せないのは申し訳ない。でも、毎日応募先を決められるほど余裕もない。返信を考えること自体が、転職活動の負担になってしまう。
まず、止めたいものを分けてみてください。電話だけを控えてほしいのか、求人紹介を減らしたいのか、活動自体を休みたいのか。それによって、相手へ伝える内容も変わります。
メールを三種類に分ける
受信した連絡を「案内・配信メール」「担当者からの求人紹介」「応募済み企業の選考連絡」に分けます。配信停止で減らせるものと、担当者への依頼が必要なものを区別するためです。
たとえばdodaの公式ヘルプでは、エージェント経由で応募した求人の合否に関する連絡は、採用プロジェクト担当が行うと案内しています。[1] これはdodaの仕組みであり、すべてのサービスが同じとは限りません。送り主や件名、利用しているサービス名を見て確認してください。
求人の案内が多いからといって、メール全体を見なくなると、応募済みの会社に関する連絡まで見落とすおそれがあります。まずは、すでに面接や選考が動いている連絡を分けておきましょう。
電話の時間と連絡方法を具体的に伝える
「忙しいです」だけでは、いつ、何で連絡すればよいかが伝わりません。下の文は編集部作成の例です。希望に合わせて変更してください。
「勤務中は電話に出られないため、通常のご連絡はメールでお願いします。電話が必要な場合は、事前に候補日時をお知らせください。選考中の求人で回答期限がある場合は、件名に企業名と期限を記載いただけると助かります」
これは対応をお願いする文面であり、相手が必ず希望どおりに運用できるという保証ではありません。連絡手段や対応時間に制約がある場合は、無理なくやり取りできる方法を確認します。
求人を断るときは次の条件を一つ添える
紹介された求人が合わないなら、全部に詳しい感想を書く必要はありません。応募しない意思と、ずれていた条件を簡潔に伝えます。
「〇〇社の求人は、希望する勤務地と異なるため、今回は応募を見送ります。今後は△△地域で、通勤可能な求人を優先してご紹介いただけますか」
勤務地の例を、勤務時間や仕事内容に置き換えて使えます。採用企業を悪く評価する文章ではなく、自分の条件との違いを伝える形です。リクルートエージェントの公式解説も、断る際は連絡を入れ、途中で音信不通にしたり、面接を無断でキャンセルしたりしないよう案内しています。[2]
なお、すでに応募して選考中の求人を辞退する場合は、新しい求人を断る場合と分けて伝えてください。「今後の紹介を減らしてほしい」という依頼だけでは、進行中の応募まで取り消したいのか分かりません。
活動を休むときは進行中の応募を確認する
まだ転職時期を決められないなら、「現在は応募を増やさず、仕事や生活の状況を整理したいです。新しい求人の紹介をいったん控えていただけますか」と伝える方法があります。再開日が決まっていない場合は、無理に約束する必要はありません。
休止や退会を希望するときは、進行中の選考、連絡停止の範囲、登録情報の扱いを公式窓口で確認します。メール配信停止、担当者からの連絡停止、アカウント削除は同じ手続きとは限りません。具体的な操作は、利用中サービスの最新の案内に従ってください。
希望を伝えても状況が変わらない場合は、送信日と依頼内容を確認し、公式の問い合わせ窓口へ相談する方法があります。担当変更を希望することも選択肢ですが、必ず対応されると決めつけず確認します。
受信箱より自分のペースを先に決める
返信できなかったことを気にして、新しいサービスへ次々に登録すると、連絡の整理はさらに難しくなります。まずは今の窓口で、必要な支援と連絡方法が合うかを確かめましょう。自分で求人を探す方法や、公的な相談窓口を利用する道もあります。
今日送るのは、長いお詫びのメールでなくても構いません。「電話は事前に日時を調整したい」「今週は応募を増やさない」と一つ伝える。次に受信箱を開いたとき、自分が確認すべき選考連絡を見つけやすくなる状態から整えていきましょう。
出典と確認日 2026年10月15日 日本時間
[1] doda 応募依頼後の連絡 https://faq.doda.jp/faq/show/35?site_domain=default
[2] リクルートエージェント 転職エージェントの断り方 https://www.r-agent.com/guide/agent/5701/
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